脱毛症のタイプと原因

主な脱毛症についてご案内いたします。

脱毛症のタイプ

最も多いのは、髪の生え際や頭のテッペンが脱毛する男性型脱毛症です。通常後頭部が脱毛しないのが特徴です。また、男女を問わない円形脱毛症があります。その他、なにかの病気の合併症や、薬剤の副作用として脱毛症になったりする場合があります。

現代医学では男性型脱毛症は男性ホルモンの影響で、円形脱毛症はストレスの影響だという説明がされています。

明確に解明されない脱毛症

男性型脱毛症は男性ホルモンの影響だとすると、不自然なことに気がつきます。それは、男性ホルモンは胸毛などの体毛を濃くするのに、なぜ、髪の毛だけは脱毛させるのかという疑問です。もっとも極端な話では、髪の毛であっても後頭部は脱毛させずに、なぜ、髪の生え際や頭のテッペンだけ脱毛症が進むのかという疑問です。現代医学ではこの疑問に明白に答えていません。

そこで多くの研究者は皮脂犯人説を唱え、男性型脱毛症も円形脱毛症も、すべて皮脂によって毛穴がふさがれたことに原因があると考えられています。

皮脂犯人説を唱える人々は、皮脂を取り除くための育毛剤をつくって販売したり、皮脂を取り除く頭皮マッサージ、頭皮洗浄などの治療院を開いています。

皮脂犯人説とアポクリン汗腺の存在

皮脂犯人説を唱える人の根拠は、毛穴には皮脂腺が付属している事実を指摘しています。皮脂線は皮膚を保護する皮脂を分泌する分泌腺で、分泌した皮脂は毛穴から皮脂の外に出てグリースのように皮膚全体を覆います。もちろん滲み出し口である毛穴には分厚い皮脂の層ができ、毛穴をふさぎます。

この他にも毛穴をふさぐ作用をしていると考えられるものが、「アポクリン汗腺」です。アポクリン汗腺とは、汗を出す分泌腺の1つですが、一般の汗腺(エクリン汗腺)からの汗は99%以上が水分でサラサラし、透明なのに対し、アポクリン汗腺からの汗には細胞の一部がちぎれて脱落したものや、細胞内の老廃物が外に吐き出されたものなどが含まれ、不透明でネバネバしています。このアポクリン汗腺は一般の汗腺からの汗とは異なり、皮脂と同じように毛穴から排泄されるのです。

これで、皮脂及びアポクリン汗腺が毛穴をふさぎ、脱毛の原因をつくっていると考えられます。

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